花き産業の(花き農業)市場規模について

プレスリリース

【市場規模】

市場規模は、農林⽔産省2022年2⽉の発表では国内消費は1兆938億円(個⼈8,407億円、業務⽤2,531億円)、⻑らく1兆円規模で推移。コロナ禍の影響により、⾼級ギフト、ホテル向けの婚礼宴会、葬儀の規模縮⼩等で業務⽤は⼤幅に減少するも、⼀⽅では巣籠り消費の影響により、⾷品スーパーやホームセンターで花・植物を購⼊するケースが増えて個⼈消費は成⻑しています。
2017年のデータによると、花卉の産出額は農業全体の約4%を占めています。

【顧客ニーズ】

消費トレンドは、家庭で楽しめる観葉植物、ガーデニング向け花苗など家庭需要が拡⼤、「植物と共に⽣きる習慣」の提案⼒が業界の課題。健全な成⻑へ向けては、流⾏ 品のみでなく流⾏品:定番品:季節花=2:4:4 のバランスがポイントとされます。

花き産業

【業界の状況(全国・⼭梨)】

2018年の⼭梨県内の花き⽣産額は、39億6 千万円、農家⼾数は306 ⼾(本県の販売農家の1.8%)、2014年以降は減少が続いています。品⽬別では、切り花類が8.1 億円(キク、バラなど)、鉢花類が20.7 億円(シンビジウム、コチョウランなど)、花壇苗が6.4 億円。⼀⽅、1世帯あたりの消費状況は、切り花で甲府市の⽀出⾦額6,028円、全国平均8,255円を⼤きく下回っている(2018年総務省家計調査)花き栽培に従事する⽣産者は稲作と⽐較すると45歳未満の若い世代が約2倍多いという特徴あり。新規就農者が選ぶ作物としても魅⼒的な分野だといえます。